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【腰痛の原因を知ろう】 椎間板の老化による腰痛

成人の体型がほぼ完成するのは20歳前後と言われています。驚かれるかもしれませんが、実は、この年齢くらいを境に、体組織は老化を始めます。

もちろん、外見から判断できる老化現象は、中高年をすぎて顕著にあらわれますが、なかなか自覚できない内部の老化は、早い時期から進行していくのだというのが現実なのです。

背骨の構造を支える「椎間板(ついかんばん)」も例外ではなく、20歳をすぎる頃から徐々に老化し始めます。

「椎間板ヘルニア」という病名は有名ですよね。腰痛症状のある病気の代名詞とも言えるものです。でも、具体的に「椎間板」が何かを知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。

S字カーブを描く背骨は、24個の椎骨が連なって成り立っています。その構造は、椎骨と椎骨の間に「椎間板」がクッション材として挟まっていると考えてください。

クッション材になるくらいですから、弾力性のある組織です。

椎間板の中心部は、髄核(ずいかく)とよばれる水分をたっぷり含むゲル状の物質でできていて、この周囲を線維輪という輪状の軟骨が何重にも取り囲んでいます。

このような構造でできている椎間板が、背骨の動きに応じて自由自在に平たく潰れたり、ふくらみを取り戻したりして、椎骨にかかる衝撃を和らげているのです。

もし、このクッション材の椎間板がなければ、体を動かすたびに椎骨同士が直接当たり、擦り減ってしまいます。しかも、激しい衝撃が直接に脳に伝わってしまうため、とてもじゃありませんが、走ったり飛んだりなどの運動はできなくなってしまいます。

ところがこの椎間板、20才を過ぎるころから含まれる水分が減少し始め、人によっては30才以降になるとかなり弾力性を失ってしまいます。これが、いわゆる椎間板の老化。

老化した椎間板はクッション効果が薄れ、腰への衝撃を緩和できなくなります。これまで何ともなかった動作が椎間板に負担をかけるようになり、痛みが生じやすくなって、それが腰痛の原因となるのです。

ただ、椎間板の老化は人によって差があります。老化が著しい人ほど、椎間板ヘルニアになりやすいと考えて良いでしょう。

老化のスピードは、幼少の頃からの食生活にかなり影響されるようです。

小さい頃からカルシウムを十分に摂ってきた人は、椎間板や骨が老化しにくいということが分かっています。今からでも遅くありません。積極的にカルシウムを摂って、骨の老化を食い止め、椎間板の老化を少しでも遅らせるようにしましょう。


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